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古本屋日誌

2023-08-19 10:33:00

下鴨の古本市は参加店が減少している。

 

 

これまで参加していたシルヴァン書房、池崎書店、キリコ、光国家、不死鳥ブックス、津田書店、福田屋が参加していない。

 

 

理由の一つは店主の高齢化のようだ。

 

齢80ともなると重たい本を運び込み、湿度も高く、夕立にもしばしば襲われる下鴨で本を売るのは面倒だし、体力がもたない。

 

 

それは間違いないのだが、岡山の不死鳥ブックスが参加していないのは不思議だな。

 

ここはいつも大量の均一本を運び込んで、見ているだけで楽しかったから、残念だ。

 

 

岡山からたくさんの本を運び込み、しかもほぼ1週間暑い中販売して、また持ち帰るのは想像を絶する労力だろう。

 

 

 

地元で販売できるのなら、わざわざ京都くんだりまで行きたくはなかろう。

 

 

自営業はともするとコスト感覚がマヒしがちだ。

 

 

ラーメン屋など確かに月に100万を超える売り上げはあるだろう。

 

 

それだけを見たら儲かってるようだが、スープを煮出すのに8時間もかかったり、自家製麺に2時間、営業が8時間など拘束時間が長い。

 

また従業員の人件費が25万、材料費が40万、光熱水費が10万、家賃が15万と経費が嵩み、結局自分の給料は微々たるものになってしまう。

 

 

古本屋も同様で、暑くて狭い倉庫から古本まつりに出す本を選び出して値付けして、トラックにバイトと一緒に積み込み、現地で汗にまみれて、セッティングして、さあ開店となればそこから8時間近く拘束されるし、本部での全体業務も手伝わなければならない。

 

 

閉店したら閉店したで、車を運転して自宅まで1時間くらいかかるし、高速代やガソリン代も高い。

 

果たしてこのあたりのコストを古本屋が計上してやっているのか疑問が残る。

 

 

それにしても、下鴨の古本まつりはおよそ40年前に始まった。

 

その頃は最高気温も32℃どまりくらいで、確かに木陰なら「納涼」といえる涼しさだった。

 

 

しかし今や連日気温は37℃やら38℃やらで、湿度は相変わらず高く、日射も照り返しも強烈で、下鴨といえど全然涼しくない。

 

いつも思うのは5月の連休の古本市を岡崎の勧業館でやっていることだ。

 

確かに冷房が入って快適なんだが、この季節なら下鴨でも大丈夫だということだ。

 

だから、5月は下鴨にして、8月は勧業館で古本市を開催するようにすれば、ずいぶん楽になると思うわけなのよ。

 

 

何かそれは無理という事情があるのだろうか。