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古本屋日誌
昨日から糺の森で大規模な古本市。
恒例のものだが、今年は以前勤めていた職場の先輩に手伝ってもらうことにした。
いつもは一人で行くのだが、100冊くらいは買うので持って帰るのが大変だし、また先輩の好みで本を買うてもらいたいとも思うのだ。
今年は京都の老舗のシルヴァン書房が参加していない。
去年の夏は80を超えて、なお矍鑠とした店主が、開店前の蒸し暑さの中、平台に重たい単行本を一人で並べて汗をかいていた。
その直後に彼は、熱中症で倒れて、すぐ病院に送られた。
その時は「リンゲルな、点滴してもうたら治ってもうたわ。わしはもう、何回も倒れてとんねん。この歳やし思い残すことはないな」と翌日にはまた下鴨で姿を見た。
また大阪の池崎書店も参加してない。
今年は初日の開店前に、見て回ると平台にせよ、テント内の本棚にせよ、ブルーシートで覆って、中の本のタイトルが全くわからないようにした店は少なく、透明なシートをかけていて、どんな本があるのかわかる。
初日の朝一は、たくさんのお客さんが押し寄せるので、取り合いになる。
そうなれば人間心理として、とにかく気になる本は押さえたくなる。
つまり、いちいち細かく値段やコンディションをチェックなどしていられなくなって、店の側としたら売り上げが上がるとの考えがあるのではないだろうか。
糺の森では数年前に、関西ラグビーの発祥の地がここだとして、それを敬承するという神社ができた。
もともと「さわた社」というお宮さんがあって、御祭神は「神魂命」であり、魂は玉に通じる、と球技上達のご利益があったというのだ。
それにかこつけてラグビーボールをかたどったモニュメントまで備えた神社が出来たわけだ。
いかにも京都らしいやり方だよね。
つまり球技ならまず野球だろうよ。
それをないがしろにしてラグビーにいってしまうのが、京都らしいということだ。
俺は邪推するのだが、野球はタイガースのイメージが強い、すなわち大阪のイメージが強烈なので毛嫌いしたのではないのか、ということだ。