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古本屋日誌
2023-07-29 19:51:00
北海道新聞の酒井聡平が『硫黄島上陸』を講談社から出した。
硫黄島の戦いで戦死した二万を超える帝国陸海軍の将兵の遺骨はその半分が未だに帰還していないという。
酒井はつてを頼って、遺骨の収集作業に従事したのだが、2週間の間、懸命に作業したにもかかわらず、少しの遺骨しか回収出来なかった。
これは遺骨の収集に国が前向きではなく、戦後70年の間に風化が進んだせいだと考えられるというのだ。
酒井によれば、1968年の小笠原諸島返還の際、日米間の密約で有事の際に核兵器を持ち込めるようになっていたという。
そしてその前あたりまで硫黄島には核兵器が貯蔵されていたのだそうだ。
核の貯蔵施設を作るために、地形の改変、洞窟の封鎖などが行われたのも、遺骨の収集を困難にした原因だろうという。
自民党政権は、つまりはアメリカ様の犬なので、硫黄島の遺骨採集ですら、忖度して積極的に行わなかった。
ところが民主党政権に変わると、菅直人はアメリカ側の資料も探して、埋葬場所を特定化するように指示を出して、その結果800以上の遺骨の収集に成功したのだという。
なるほど、これまで明らかになっていなかった様々な事実を明らかにした労作だよな。
わが国がアメリカ相手に戦争をしたことは、その当時からしたら、ごく当たり前のことでしかない。
それなのに、今の価値観を機械的に当てはめてアメリカに忖度するなど、犬の本領発揮だなあ。