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古本屋日誌
武庫川女子大の柊直里はたつみ都志名義で谷崎潤一郎の研究書を出して、これがなかなか面白かった。
その柊が2012年なんだが、半生を振り返った「育夫ノススメ」という本を出した。
この本によれば、夫は年下がいい、自分もキャリアを積んで、夫の収入と同じくらい稼いで、生活費は夫に出させないようにした方がいいとある。
女が財布を握って、小遣いを渡すシステムだと、男は「なんぼ頑張ったからゆうても、小遣いも増えないんやったら、やる気にならんなあ」となってしまう。
だから夫の自由になる金を増やして、やる気を起こさせるのだというわけだ。
それはさておき、この本には兵庫の進学塾(本には「太陽塾」とあるけど、俺は多分山本塾だろうと思う)の宴会の話が載っていて面白かった。
「塾の終わるのは九時、それから事務所に戻ってきて成績付けなどを終えると9時半を回る。それからみなで飲みに行く。
10時ごろから西宮北口の居酒屋で飲み食いして、そのままタクシーで梅田に出る。
朝までダラダラ飲んで、始発電車が出るころ、「天遊」という24時間やっているうどん屋で朝食代わりにうどんを食べ、三々五々始発に乗って帰る。」
塾の先生の日常は、どこもこんなものだろうけど、ひとつだけ驚いたのは、西宮北口から梅田にタクシーで行くというくだりだ。
そんなもん阪急の方がぜったい速いけどね。料金も安い。
それでもタクシーというのは、金回りがすごくよかったということもあるだろう(ちょっと羨ましい)けど、
「あー、先生❗️❗️早よビール飲みぃな❗️終電まで三分よかあらしまへんで❗️」
「まあ、待ちぃーな、まだまだ夜は長おあっせー」てなアホのやりとりがあって、結局は終電を逃してしまう。
西宮北口では朝までやってる楽しい店がないから「梅田行こ、行こ、行きましょう」となってしまうんだろうね。