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古本屋日誌
タイガースは予想通り低迷している。ピッチャーはいいのだが、打つ方がなあ。
見ている方はヤキモキするのだが、どう考えても、われわれがなにを思おうが、無能な監督や選手どもをどうすることもできゃしない。
つまりは、ひと事でしかない。
きちんと自分の仕事をして金を稼いでいると、タイガースの動向なんぞは、気にならなくなるはずだ。
またプロ野球の選手なるものは芸人みたいなものだ。
いてもいなくても、世の中は困らない。
(これが例えば俺の嫁のようなスーパーの店員なら、いなくなったら大変だ。みんなの生活が脅かされる)
そんな存在価値の無い連中の成績に、こだわる必要などないではないかと考えてみることも大切だと思う。
また、世の中にはもっと興味深くて素晴らしい娯楽はたくさんある。
例えばNHKの『ワイルドライフ』という世界各地を訪ね回って、いろいろな動物の生態に迫るドキュメンタリーは実に素晴らしい丁寧な仕事ぶりだ。
サバンナに生息するヌーという大きな牛の生態に関するものなど特によかった。
乾期となって、餌である草が不足し、大きな川を渡って別の草原に移動する必要が生じた。
ヌーの群れは一斉に川を渡り始めるのだが、河の中には恐ろしいワニが潜んでいてぐずぐずしていたら襲われてしまう。
不思議なのはようやく対岸に辿り着いた時の行動だ。川岸は急な坂になっていて、踏ん張らないと登っていけない。
ヌーの群れは整然と並んで上がったりしないのだ。
我先にと、少しでも相手より上に行こうとし、こけたヌーなどお構いなし、上にのしかかって進んでいく。
そのため圧死してしまうヌーもたくさんいるが気にも留める様子はない。
われわれ人間もおんなじだよなあ。
電車に乗る時ちゃんと並んだりしないだろう。(昨今はホームに線を引き、並ぶように誘導しているが)
伝統的にわれわれは、横入りしたり、押しのけて先に行こうとしていたよなあ。
動物から受け継いでいる血がそうさせるのだろうかね。
また本❗️これほど安くて面白い娯楽が他にありましょうか❗️
最近も講談社現代新書から小林武彦の『なぜヒトだけが老いるのか』が出た。
小林によればわれわれだけが老化する、他の動物は老化などせずに、元気な状態からとつぜん体の機能が停止して死ぬというのだ。
小林はどんな手段を使って調べたのかよくわからないが、さまざまな動物の生殖可能年数と寿命をグラフ化している。
それによれば、ほとんど全ての動物(ヒトに近いチンパンジーなども含めて)は生殖できなくなると、すぐ死んでしまうのだという。
そうだったのか。確かにうちの猫は今9つで人間でいえば60くらいなのだが、特に白髪もないし、歯もしっかりしているし、顔立ちもきりりとしていて、皺もない(猫だから深い毛に覆われてるけどね)。羨ましいなあといつも思っていた。