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古本屋日誌

2023-07-01 11:15:00

それにしても、古本屋に必要なのは倉庫だ。

 

店を持っていても、大家からは「本はな、床に荷重かかるやろ。せやし、床にコンパネ敷いて、その上にな、本棚を置いてや」てな注意をされる。

 

店舗の通路に本を積み上げ出したら、すぐに積み上がって、通行の邪魔だし、崩れ落ちたりするし、お客さんも入りづらい。

 

例えば20坪の店だとして、倉庫は30坪とかになる。

 

ところが、その倉庫の大家が代替わりで息子の代になると、「古本屋なんかに貸してても儲からない」と追い出されることがままある。

 

都市近郊の農家と同じことが起きるのだ。

 

農家も広い敷地は親の代までは、そのままか、やったとしても一部を潰してモータープールにする。ところが親が死ぬと、息子や娘は必ずマンションを建てるのだ。

 

バカのやることはみんなおんなじだよな。

 

次の倉庫はなかなか見つからないから、とりあえず、段ボールに倉庫の本を詰めて、店に運び込んで、通路に山と積み上げることになる。

 

店の中は段ボールだらけとなってしまう。さて、本の整理をして売れる本は取り出して、本棚に並べる方がいいのだが、すでに段ボールは床から5段に積み上げている。

 

もう見るのも嫌。

 

結局、そのまま市の廃物処理施設に持ち込んほかしてしまうことになる。