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古本屋日誌
タイガースは好調で、今のところ首位を保っている。
俺の親しいタイガースファンに言わせると「4番の大山はホームランかっ飛ばしても、表情を変えないのがいい。キリッとしていて若武者を思わせるのが素晴らしい」。
確かに大山はここぞというところで長打を放ったり、相手のエースからクリーンヒットを打つなど4番でしかなしえない印象的なバッティングを見せてはいるけどね。
しかし、それはごく最近のことで、これまでは打率も270くらいだし、何よりバッターボックスで、なにも考えずに(どんな球を狙っているのかまるでわからない状態だということだ)バットを振っている感じがしてイライラさせられた。
ミスタータイガース掛布雅之は「大山は優等生、課題を出したら、きちんきちんと全てこなしてきた」とベタ褒めだ。
掛布の出した課題なるものを、全てこなしてあれかいな、とずっと思っていたのだ。(大山によりも能天気な発言をする掛布に腹が立つ)
17年も優勝出来ず、何度も期待を裏切られてきたにもかかわらず、ちょっと調子がいいと、過去の裏切りをすっかり忘れて、舞い上がってる連中はよくわからないな。
楽天的すぎる。
こういうタイガースファンは例えば身内や自分が通り魔に襲われて傷つけられても、すぐ怒りが薄れて「まあ、いいや、向こうも大変だったんだから」と納得してしまうような人なんだろうかね。
俺は全然そういう人間ではない。
やられたらやり返してこそ気が晴れるのであって、そもそも大衆というのはそういう者たちだろう。
だからみんなシャーロックホームズが大好きなんだろう。
だってホームズは犯人を炙り出すだけやないからね。処罰まできちんと責任を持っておやりになる、そこが凡百の名探偵との大きな違いだ。
先日は甲子園でマリーンズ戦があり、大山が佐々木のフォークをねらいすましてライト前タイムリーを放った。
敵のエースを打ち砕く一打で、驚くほかない。これまでのタイガースにはなかった事態だよなあ。
従来、タイガースはエースや苦手な人ピッチャー、新人投手にはからきしダメで、完全に封じ込められてきた。
あの恥さらしな2008年も、お盆休み、東京ドームでのジャイアンツ2連戦ではグライシンガーとかいうのに封じ込められて7-0で敗れた。(こういう完封できるピッチャーがその当時タイガースには誰もいなかったことが、優勝を逃す最大の原因だと思う)
2試合目は金本がホームランを放って快勝したけど、初戦はあまりにもワンサイドで、見に行ってがっかりした。
それが今年に限っては、まるで優勝するチームであるかのように、相手がエースであろうが、好調な新人であろうが、果敢に襲いかかり、点を奪い、マウンドから引きずり下ろすのだから、一体何が起こっているのだろう。