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古本屋日誌
2023-05-25 11:15:00
大塚ひかりの『BL日本史』が祥伝社新書からでた。
大塚はセンスのよさに加えて、資料の博捜、他の追随をゆるさない優れたエッセイストだ。
今回はBLに目を向けて通史を描いた。
男色の伝統の中で、日本の場合はBL、つまり対等な関係で男同士がむつみ合うのではなく、少年愛であることが指摘してある。
つまり身分の高いおとこが、無抵抗な無辜の少年を手込めにする形が一般的なのだ。
寺院で女色が禁じられて、抜け道として衆道が盛んになってしまったことに、大塚は淫らがましいことを禁じるのなら、女色も衆道もともに禁じるのが筋だ。
それなのに女と戯れるのだけは淫らなんだが、男とならそうでないと考えるわけだから、そこには女性差別の考えがあると言う。
なるほど確かにその通りだよな。