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古本屋日誌
2023-05-15 21:29:00
今日は葵祭なんだが、朝の6時に「京都御苑を出発する午前10時ごろに夕立の予報がある」とのことで、御所から下鴨神社までの行列はあしたに順延となった。
下鴨神社で行われる流鏑馬は学生時代に見たことがあるが、都大路を練り歩くパレードは未見なので、今回思い立って御所の有料観覧席を予約してみたのだ。
下鴨神社の流鏑馬は以前は(1980年代の初めのことなんだが)見物客もまばらで、なんの造作もなくゆっくり見学できたが、今や大変な盛況で見物客が鈴なりだと聞いている。
東京の友人は「お前んとこは京都でも大阪でも30分くらいで行けてええよなあ。国宝とかすごいものを大したカネをかけることもなく見れるんだから」てなことを言う。
確かに東京から例えば東寺まで行こうと思ったら、往復の新幹線代や宿泊費、食事代などがかかり、それは数万ではきかないだろう。
俺のところからなら確かにすぐに行けるし、電車賃もタダみたいなものだ。
たやすく国宝の五重塔をはじめ、同じく国宝の講堂、そして内陣に安置してある空海の世界観を具現するたくさんの平安時代の仏さま(そのうち15体くらいは国宝だ)を拝むことができる。
以前は京都の神社仏閣や庭園などは「まあ、見てもいいかな」程度のもので、それだけで客を呼べるものではなかった。
三条木屋町あたりのたくさんの風俗店や五条楽園といったちょんの間など、要するに欲望を刺激するビジネスとセットで京都は潤ってきた。
ところがここ最近は神社仏閣と庭だけで人が呼べるようになり、風俗に変わって「京料理」なるものが人気を博している。