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古本屋日誌
人は往々にして自分の立場しか目に入らないものだ。それは当然なんだけどね。
現金決済に代わるものとして、カードそしてタッチのカード決済がある。
またバーコード決済でPayPayだとかd払いなどもできて、煩わしい小銭のやり取りがなくなってホッとはしている。
PayPayはバーコード決済の6割を占めるまでになっているのだが、未だに決済画面を出して、払う方がいちいち金額を入力する手間がある。
これは実にめんどくさい。その煩わしさを店の連中は知っておかないといけないよな。
ところが、そうではないのだ。
客が正確に金額を入力するのが当然で、(こいつはズルしよるんちゃうか、ジィーッと監視しとかんとあかんな)みたいな連中ばかりだ。
店の方は現金でもらうより手間を省けるし、今は手数料があるけど、ずいぶん長い間ただだったのだ。でも自分のことしか考えない。
以前はPayPayで決済しようとすると「あー金額のとこ、見せてや❗️わからんやろ」とよく店の人に言われた。(未だにそういってくるバカもいる)
また決済完了時に「ペイペイ」てな電子音が鳴るのが、俺は気に入らない。
大阪では「ペイペイ」は駆け出しの新米という意味でよく使う言葉だから、抵抗ある人もいるのではなかろうか。
「俺なんかまだまだペイペイですから」みたいな感じで、自虐的にあるいは謙遜を装う時にも使う。
それで俺はスマホの電子音を極力小さくしてたのだが、店の老人には聞こえないこともあるわけだ。
「えー、鳴った❓なんも聞こえなんだけどな」となって
「いやもう、ペイペイて貧乏臭い(時に素人まるだし、駆け出し野郎、チャイルドと表現を変える、おんなじことを言うのは嫌だからだ)やろ、せやさかい、小っそしとんねや」みたいな説明をその度にするわけだ。
しかも老人の中には以前俺が同じ話をしたことをそもそも忘れているやつもいるのだ。
(爺さん、先週もおんなじクレーム入れてきて、俺が今日とおんなじように『ペイペイの音はいややねん、なんかアホくそあすやろ』ゆうたんやけどな。客商売におまはん、向いてないわ)と言いたいところなんだがやめておく。
でもね、なかにはオモロい爺さんもいるのだ。
PayPay決済を済ませたのに、またゾロ「ええー鳴ったんか❗️分からん」となって
「せやから、ペイペイてね、ど素人ぽいやろ、音小っそしとんねん」との退屈なやりとりの後
「あれなんや、こないだなんかな、さっさと決済してもうた客な、別の店に支払うてもうたんや。『あんさんのやつな、ピューてよそんとこ飛んだいてもうたでー』ゆうたったんや」
そんなことないやろけど、おもろかった。