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古本屋日誌

2023-05-04 19:20:00

大江健三郎と長男光の日々を記録したNHKスペシャル『響き合う父と子』(もともと放送は1994年)の再放送があった。

 

 

この頃大江はちょうど「燃えあがる緑の木』と題した長編に取り掛かっていた。 

 

 

息子の光は31になっており、毎日世田谷区の福祉作業所に通いながら、ピアノやバイオリンの演奏曲の作曲をしていて、大江健三郎はいそいそと見守っていた。

 

二人で駅前のスーパーに出かけ、夕食の食材を買い込んで、毎日食事を作ってくれる母親への感謝の意味を込めて、二人で食事をつくった。

 

 

一方で大江は光にヒロシマの原爆のことを伝えようとしていて、一緒に原爆資料館を訪れたりしていた。

 

なるほど1994年の大江はそういう日常を送っていたのか。

 

ただ問題はくだんの『燃えあがる緑の木』三部作は全然面白くない作品だよなあ。

 

天才大江にさえ、失敗作はあることがよくわかる。