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古本屋日誌
2023-04-29 13:42:00
いしいひさいちは定期的に商業ベースに乗せない本を出している。
自らの「いしい商店」から『ドーナツボックス』シリーズをこれまで8冊、「ガラクタの世紀』と題した戦争もの、『ROCA』という長編漫画などがある。
売れない漫画家が同人誌をコミケなどで販売しているのに似ている。
いしいは「朝日新聞」に連載を持っているメジャーの漫画家なのに、あえて同人誌スタイルの出版にこだわるのは不思議なことだ。
亡くなったみなもと太郎も、幕末を舞台にした『風雲児たち』を『乱』に長らく連載する有名な漫画家なのに、同人誌も出して、コミケなどで販売していた。
大手出版社から本を出さないメリットはなんなんだろう。
いしいの本なら朝日新聞社でも、講談社でも、小学館でもどこでもウェルカムだし、部数もはけるから儲けも多いことは間違いない。
それを、ちまちまコミケで販売したり、露出度のないサイトを通じて通販したりと手間がかかるだけだろう。
才能に恵まれた天才の考えることはよくわからないよな。