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古本屋日誌
2023-04-11 15:40:00
畑正憲が「われら動物みな兄弟」で書いた東大理学部のスパルタ合宿だが、その程度のことはいくらでもあった。
文学部の考古学教室でも、昼間の発掘の報告会が夕食後、教授や助手を交えて行われた。
先生が「〇〇くん、昼間な、上から4層目から出てきた石器な、ここい持てきてや❗️」てな命令が下る。
ところが当の〇〇くんは、バカの上に注意力散漫で、石器のことはきれいさっぱり忘れていて、残土と一緒に10トントラックに積み上げてしまっていた。
「あのー先生、すみません、あれ忘れてしもてて、トラックの中ですわ」
「自分なあ、ええ加減にしとけよ。今から行てきて残土から見つけてこんかい❗️
見つからなんだらな、よう覚えとけよ、破門や、二度と姿を見せんなよ」
普通、10トントラック満載の残土から石器の破片を見つけることなどできるわけがない。
これは上が、無能な学生を切りたいのだろう。
察しのいい学生なら、さすがに探しにはいかないだろうけれど、大半の学生はおろおろして一晩中トラックの残土を掻き回しているのだ。