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古本屋日誌

2023-04-03 18:41:00

田上幸憲が死んでもう20年以上になる。

 

 

『パチプロ日記』を雑誌「パチンコ必勝ガイド」に10年以上連載していた。

 

パチスロには手を出さず、パチンコにこだわってメシを食っていた。

 

 

しかし、パチプロとはいっても、毎月20〜30万稼げればいいというのだから、欲がないやつだ。

 

一浪して東大文学部に入ったのに、パチンコにハマって中退したという、なかなかおもしろい男だだ。

 

本人によれば、パチプロなんか、とうてい職業といえるようなものではないんだから、たくさん儲けるのは真面目に働いている人たちに申し訳ない。

 

その程度稼げればいいのだとのことだ。

 

田上の『パチプロ日記 1』によれば「パチプロにとっては、体だけが資本だから、健康には気を遣っているよ。この二十年間、医者にかかったことは一度もないもの。」とある。

 

朝は7時に起きて、お茶を飲みながらゆっくり2時間新聞を読んだりして過ごして、9時37分に家を出て、20分ほど歩いて、馴染みのパチンコ屋に行く。

 

「この「歩く」というのが俺の唯一の健康法なんだよ」とのことで、確かにこれだけを読んだなら、健康に気をつけているように見える。

 

そしてパチンコは2時くらいには切り上げて(ほぼ毎日7〜8千円稼いでいる)飲みに行くのだ。

 

田上は酒の量は記していないし、肝心の食事の内容も全く書いていない。

 

 

おそらく相当飲んでいるし、酒が入ったらつまみ程度でまともな食事はしていないのではなかろうか。

 

周りから見たら実に不健康な生活に見える(実際、田上は、40半ばで大病に倒れるのだ)のに、本人だけは全然気づいていない。