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古本屋日誌

2023-03-17 16:08:00

『本の雑誌』3月号に10ページにもわたって「本の売り方」なるマンガが載っている。

 

 

古本屋の話ではなく、新刊書店の話題だ。

 

毎日毎日次から次へと発行される大量の本を、本屋の限られたスペースにいかに並べていくかという話だった。

 

 

新刊は発行から三か月以内であれば、売れなければ出版社に返品できる。

 

つまり仕入れに金がかからないわけだ。売れたら儲けになるし、ダメでも返品できるのだ。

 

しかし、その後は「この本は売れるに違いない。まだ置いておこう」「新たに仕入れよう」と決めたら、その分は基本的にすぐ代金を支払わないといけないのだ。

 

売れもしない本を抱え込んだりしたら大変だから、本屋の店員はその力量を問われることになるわけだ。

 

来月、本屋大賞の発表がある。

 

受賞作はそれなりに売れるから、平積みスペースを広く取って、客の目を引くようにしないといけない。

 

しかし、どうしたことか村上春樹の新刊が大賞発表の翌日刊行となる。

 

こちらもかなり売り上げが期待できる。しかし平積みできるスペースは限られる。

 

とりあえず本屋大賞の受賞作を平積みスペース全部をつかって並べる。

 

そして、めんどくさいけど、その翌日、大挙してやってくる村上春樹の本は、前日のスペースを半分削って置き直す。

 

 

新刊書店はこのように「いかにして売るか」が大きな問題になってくる。

 

 

古本屋、それも通販だけの場合は基本的にどう売るかは問題にならない。

 

どう仕入れるかが問題で、売る方はなんとかなるからだ。