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古本屋日誌
2023-03-04 21:18:00
古本屋で買い取れない本の筆頭が百科事典だ。
昭和30年代から40年代にかけて平凡社や玉川学園、ブリタニカなどいろんなのが出てそれなりに売れた。
読んだり、調べ物をしたりという実用性があって、買い揃えるのではなく、本棚に飾ってインテリ感を出すためだったようだ。
今でも買い取りに行くと、お客さんがいそいそと重たい百科事典を出してくるようだ。
「いや、これは無理です。全然売れませんから。ご面倒でも、ご自分で廃棄してください」とお決まりの対応をすることになるのだ。
というわけで、今やどの古本屋に出向いても百科事典は、ない。
そうなると、欲しい人もいるのではないか、ひょっとして固定観念で「こんなもん売れるわけないがな」と決めてかかっているだけで、実は需要があるのではないかと考える人も出てくる。
それが天王寺のブックオフだ。
ここの2階には「ビンテージコーナー」と題された本棚が3つも並んでいる。
そこには平凡社の百科事典が10冊くらい並んでいる。全巻揃でもない。
いずれも昭和30年代のもので強い焼けのあるボロボロの箱入りだ。
値段は910円。
そのほかにもやはり平凡社が出していた『世界教養全集』の端本や手塚治虫の角川書店から出ていた大判の「火の鳥』の端本、編集工房ノアから出ている富士正晴の著作、林真理子の「ルンルン」なんかが置いてある。
さて、百科事典は売れるのか❓
俺は暇だから毎週見に来ているのだが、半年くらい経ってるけど、まだ売れてないな。