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古本屋日誌

2023-02-02 00:33:00

『文藝春秋』の先月号は700ページもあってまだ半分くらいしか読めてない。

 

その中に、退位した前の天皇に保阪正康と半藤一利がレクチャーする話が載っている。

 

保阪らは満州事変について、天皇に次のような話をした。

 

石原莞爾の動きに気づいた元老の西園寺公望や若槻礼次郎首相から『勝手な動きをするな』と厳しく注意された南次郎陸相は「あいつらを止めねばまずいことになる』と悟って、参謀本部の作戦部長の建川美次郎を派遣して、謀略を止めようとした。

 

 

しかし派遣された建川は本気で説得する気もなく、飛行機で行かずに、わざわざ関釜連絡船で大陸に渡った。

 

建川を出迎えたのは関東軍の板垣で、結局建川は酔い潰されてしまい、その間に関東軍は柳条湖付近で鉄道を爆破した。

 

 

天皇は「私の読んだ本に書いてあることとは違いますね」と言って、持ってきた本が、昭和八年に出た厚手のハードカバーの古めかしい本だったという。

 

 

そんな戦前の、言論統制の厳しい折に書かれた本なんか、事変の真相なんか書けるわけないよなあ。

 

前の天皇はそんな当たり前のことにも気づかないのかね。