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古本屋日誌
昨日はナンバシティ一階の「佐海 たちばな」に嫁と行った。
ここは呑んで食べれる店で、とても美味いのだ。
夜の営業は4時半からで、予約もできる、予約したら、広めのテーブル席を用意してもらえるのでありがたい。
「たちばなセット」は1700円でお造り(鮪の赤身、鯛、はまち)に串カツ三本、明太ポテサラだ。
他にお造りの五種もり(赤身、中トロ、鯛、ハマチ、サザエ)や本鮪の盛り合わせ(赤身、中トロ、さらに、スキミを酢飯と海苔でネギトロ風にできるようにしてあるもの)も素晴らしい。
特に赤身はクジラのような深い赤色で、味も濃厚で、驚くばかりだ。
天ぷらの盛り合わせや生ハムサラダ、酢の物、枝豆や茹でピーも美味い。
飲み物は生ビールにグレープフルーツの生絞りサワー(自分でグレープフルーツを絞ってつくる)、清酒グラス三杯(呉春、楯乃川など)など。
このように食べきれないほど(実際にはすべていただきましたが)美味しいお料理を堪能いたしました。
これでお値段は14000円ほどで安いよなあ。
「たちばな」の料理の質は圧倒的で、大阪にはこういう店がいくつもあるのだ。(いや、どこの街にもあるだろう)
だから俺は、旅行に皆さん方が嬉々として出かけて行かれる意味がわからない。
たとえば博多に美味いお造りや水だきを食べに行くとするなら、新幹線代だけでも2人で往復6万くらいするし、他にも宿泊費に飲食費がかかる。
それでいて、「たちばな」のお造りや「たこ梅」の蛸やおでん、「YEBISU BAR」の水だき、 「七福神」の串カツ、「インデアンカレー」や「富士そば」のざるそばやとろろめしを圧倒できる旨さがあるのかといえば、もちろんそんなことはない。
美味いといえば美味いけど、その程度なら大阪でいくらでも食べられる。
旅行に行きたくなるのは、幼い頃からの洗脳だろう。
仕事に疲れたら、温泉に浸かって、美味しいお料理を楽しもう、きれいな景色や名所も訪ねよう、てなキャンペーンにすっかりやられてしまう。
きれいな景色といっても、確かにガイドブックやネットに上がっている写真や動画は美しいのだが、実際に行ってみたら、それほどでもないし、ゴミがあちらこちらに散らばっている。
美しいなぁとしばらく見とれていても、すぐ飽きてしまうし、その絶景から宿に戻るのも時間外かかって面倒だ。
つまり、そもそも割りに合わないということだ。
大都会の一部の連中が、便利な鉄道がいくらもあるのに、マイカーを持ちたがるのと同様の現象だ。