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古本屋日誌

2023-01-16 22:16:00

バスはのんびりして、安全運転なので、景色を楽しむにはもってこいだな。

 

枚方から高槻に向かう国道171号線はともに40万都市を結んでいる大動脈だ。

 

高槻市は阪急電車の特急、JRの新快速電車が停車する北摂の中心地で、コンパクトな街並みながら、駅前には阪急百貨店、松坂屋がある。

 

枚方市はTポイントカードのTSUTAYA発祥の地であり、駅前には巨大な書店とスーパーが合体したT-SITEがそびえ立つ。

 

この巨大都市を結ぶ国道には淀川、ドンキホーテ、古本市場、東海道新幹線、万代、星乃珈琲店、自動車教習所、トヨタ、軽自動車専門の中古屋、バイク屋、ガソリンスタンド、歯医者、しゅうせんや、学習塾、高槻中学、高校、マクドのドライブスルー、Joshin、ヤマダ電機、丸亀製麺、ラーメン屋、焼肉屋、金のブタ、伊丹米、新聞販売店、村上製作所、ゴルフ場、マッサージ屋、ラブホテル、カラオケなどなんでもある。

 

とりわけ夕方のバス乗車は素晴らしい。

 

夕闇が迫ってくるので、各店舗とも早々とイルミネーションに彩られて、昼間は特色がなかった店舗が別の顔になる。

 

高槻中学のすぐ前にそびえ立つラブホテルは外壁が桃色の4階建てなんだが、国道173がカーブしている加減で、ちょうど側面全体がバスからまず目に入る。(枚方に向かう時だが)

 

 

背面の両端に強力なビームライトが備わっていて、それぞれ対角線を描いて壁面上方に光を放っていて、ピンク色がとてもきれいに映る。

 

この路線で見当たらないのは大きな病院くらいで、死はこの世には存在しないとでも言いたげな人間の欲望と享楽が渦巻いているわけだ。

 

ただ淀川にかかる枚方大橋から下流を眺めると、夕闇の中、河原は暗闇に閉ざされ、そのずっと向こうに北摂の山々が大きく黒々と迫ってくる様子が眺められる。

 

ここだけは人間の力なんか、なんの意味もないんだよと、心が一瞬にして冷めてしまうような雄大な眺めなのだ。

 

西表島の、見渡す限り続くジャングルを高台から眺めた時と変わらない。