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古本屋日誌

2023-01-07 16:07:00

週刊文春の最新号によれば、大阪拘置所に収監されている山上容疑者のところには「よくやった」とたくさんの差し入れが届いているという。

 

 

そりゃそうだろう。敵の頭をとったのだから驚くほかない。

 

それに統一教会のとんでもない勧誘や、寄付の強制などに規制をかけようというこの間の動きも、全て山上容疑者の行動が生み出したものだ。

 

京都大学の理学部に1980年代初頭に入学した太田くんは、実家が貧乏で、二浪している間は新聞の奨学生だった。

 

皆さんも、よくご存知のように、あれは新聞販売店の2階に間借りして、朝、夕の配達や集金業務をこなす、なかなか大変な仕事だ。

 

それを浪人の2年間経験したものだから、太田くんは人の顔色を読むのが得意だったし、何より常識人だった。

 

1983年の、教養部の前期試験なんだが、正門や東大路に面する門を封鎖してできないようにしたことがあった。

 

この時、太田くんをリーダーとする一団の学生は、その東大路の門のところで、ヘルメットをかぶり、竹竿を持って立ちふさがり、学生や教職員の入構を阻んでいた。

 

ところが彼のそばにいた、お調子者の学生が「ちょっと用事があるから入らしてくれ」と頼んできた、車に乗った教授に殴りかかり、一時騒然となることがあった。

 

この時、彼は教授に殴りかかったお調子者の学生の首根っこを捉えて引っ張りながら、車内で「暴力振るってええのんかい❗️」と吠えている教授に、

「こうやってしばいといたから、もうええやろ❗️」と問題を収束させたのだ。

 

その後も、彼はくだんの問題学生のところに来て、済まなさそうに

 

「あれはああせんと、どないもならなんだよってに」と謝っていた。

 

いきりたっていた教授も、ややこしい学生とは関わりたくないし、体面が保たれればそれで構わないというスタンスだ。

 

お調子者の学生は3回生で、太田くんの先輩だが、実は気の弱いあかんたれだというのもわかっていて、大勢の面前で恥をかかされても容易に反撃してこないことを見越していた。

 

 

その上で後顧の憂いを断つ意味合いも込めて、先輩の顔も立てようとするのだ。

 

とてもひょっこの2回生ごときが出来る心配りには思えなかった。