Welcome

古本屋日誌

2022-12-31 16:01:00

NHKの『イケズな京都旅』という番組に毎回、井上章一が出てくる。

 

旅人の西川貴教に京都の隠れた魅力を教えるのだが、教え方が中途半端で、ヒントだけ示すとか、最後まで言わなかったりしている。

 

前回の放送は「京都のパン屋がコロナの自粛期間中でも潰れなかった」というものだった。

 

大阪や東京は職場と家が離れているので、リモートで、職場に労働者が来なくなったら、近くにあるパン屋は途端に顧客を失って閉店に追い込まれてしまった。

 

 

ところが京都は職住接近なので、リモートになっても、相変わらずお客さんは店に来てくれたというのだ。

 

なるほどそうなんだろう。

 

井上章一は「パンはもはや和食といっていい」という。

 

その根拠としてベーグルを挙げる。

 

 

アメリカのベーグルは生地が歯応えのあるものが多いが、京都で今売られているものは生地がしっとりして、その中にチーズやクルミやいろんな種物を入れ込んでいる。

 

 

これは日本人の好みに合わせて進化したものなのだ、という。

 

井上章一は京都の人々が、伝統に固執するよりかは、実は新しい物好きで、割合簡単に新しいものに馴染むんだと言いたいのだろう。

 

 

彼は前に「実は京都市内の国宝(建築物)の数は多くない。」とか

 

「京都はああ見えて、古くから続いている会社はそんなに多くないんだ」と書いていた。