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古本屋日誌

2022-12-26 18:00:00

向井透史が本の雑誌社から「早稲田古本劇場』を出した。

 

向井は早稲田界隈で古本屋「古書現世」を経営している。

 

俺の印象としては東京の連中は上底だということだ。

 

マスコミや出版社、大学など本を商売に使う産業が集中しているわけだから、古本屋商売は楽だよなあ。

 

大阪の古本屋なんか、本は集まらないし、売れないし、東京の連中の出す古本屋本なんか、いい気なもんだと冷笑していた。

 

でもまあ、読んでやってもいいかと手に取ってみたら、実に面白い。

 

お見それしました。確かに東京は仕入れが楽だというのは間違いない。

 

 

古本屋にとっての最大の問題点をあっさりクリアしているのだから、いい気なもんだという先入観は間違ってはいない。

 

 

しかしこの本のポイントは店にやってくるおかしな客の話だ。

 

「今日、ちょっとくじけそうになりました。

毎日来店される近所のおじいさんがいるのですが、その都度、白水社の『ブルゴーニュワイン大全』という本を棚から抜いて、『この本、どういう本?』と説明を求められるのです。そろそろ一か月になります。……怖いです。」