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古本屋日誌
2022-12-13 14:31:00
小林泰彦の「日本百低山」(文春文庫)は人気の本だ。
低山といっても、標高1500メートル以下とのことで、俺の基準からしたら充分高山だけどね。
関西でいえば、六甲山、比叡山、二上山、多武峰なんかが入っている。
小林はイラストレーターなので、登山の記録に柔らかいイラストが、オールカラーで添えてあって、見ていても楽しい。
六甲山を芦屋から登った話の冒頭は次のようになっている。
「また、六甲山のすばらしさは、大都会と隣り合わせに整った自然という組み合わせの妙にあると思う。これは比叡山と京都の組み合わせにもいえるのだが、残念ながら関東には例がない」
「街にあって、ふと目を上げると都会の甍の先に思いがけない山の姿があ大きく迫る、そんな胸をつかれたような経験が誰でもあるのではないか。」
この後、小林はそんな長尺で市街と山がとらえられる町として、オーストリアのインスブルックを挙げている。