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古本屋日誌

2022-12-04 14:31:00

この土曜日の「朝日新聞」の別刷紙面に西村賢太の半生を辿った連載の再録があった。

 

見開きの全部を使い数回の連載をまとめて掲載している。

 

 

取り立てて目新しい内容はなかったが、3回目の芥川賞候補になった時の話は初耳だった。

 

 

芥川賞は、新人賞なので、今回ダメならもう受賞は無理だろうと考え、西村が「没後弟子」だと自ら称しているところの、藤澤清造の能登にある墓に参った。

 

 

そして墓前で、なんとか受賞できるように、師匠の力添えを祈念したのだとある。

 

それくらい西村は師匠に心酔し、心の拠り所だったのはよくわかる。

 

しかしそれなら受賞後、高額所得者となったにもかかわらず、自ら内容見本まで作った「藤澤清造全集」の刊行を、なぜやらなかったのかね。