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古本屋日誌
2022-11-21 20:22:00
『本の雑誌』に日下三蔵が自宅の本を処分して家を片付ける話を連載している。
俺が読んだのは今年の3月号までなので、今も連載してるからは不明だけどね。
日下は自宅にとんでもない量の本を溜め込んでおり、床から本の塔が一面にそびえたち、床が見えないのは当然のことで、置いてあるテレビやオーディオも埋もれて所在不明だという。
面白いのは彼が寝ている布団の周りにも塔が並び立ち、それぞれ人間の胸の高さくらいはあるのだというのだ。
東京は震度4くらいの地震は珍しくない。
もし何かの拍子に塔の倒壊がおこったら、それこそドミノよろしく、何も知らずに船を漕いでいる日下を直撃するだろう。本人もその危険性は承知していて、いつもは必ず「うつ伏せ」に寝ているという。
バカだよなあ。
そんなもん古本屋にさっさと売り払って天下晴れて堂々として寝たらいいだろうよ。
日下は時に仕事でホテル住まいのことがあるそうで、その時はちゃんと仰向けに寝るという。
そして仰向けに寝ている時の気持ちを「背徳感」を感じていると表現しているから、笑わせるぜ。
いけないことをしてしまっている思いにとらわれるというのだ。
日下は周りの本から「うつ伏せに寝ろ、寝ろ❗️」と暗示を受けて、そうしないと本に申し訳がたたないと思っているわけだよ。