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古本屋日誌

2022-11-06 11:32:00

自分の気に入った本を一度に何冊か買う人は珍しくない。

 

俺の連れにも、根本敬や赤塚不二夫が好きで新刊を同時に3冊買うのがいる。

 

一冊は読書用、あと2冊は日焼けしないよう、本屋でつけてもらったカバーを付けたまま保存している。

 

しかし本は嵩張るし、重たいから、どうしてもスペースが無くなってくる。

 

これは誰もが悩むことだ。

 

先日ある古本屋の主人と話していたら、この悩みに解決策を見出した人の話が出た。

 

「本はな、場ぁ取ってまうし、重たいさかい、畳が沈みこんでもたりしまっしゃろ。

わしの連れの、小説をコレクションしてるやつはな、いつも本屋でさらの本屋2冊買うんや。

 

一冊はしっかり読むんやけど、もう一冊は、本屋の紙のカバーつけてな、その上からラップで巻いてな、徳島に送るんや。

 

そこはそいつの田舎で、農家やさかい、なんぼでも地所あんねん。なんでもな、そこらたしは、モータープールなんか金は取らんゆうてるぐらいやよってなあ」

 

なるほど田舎の土地の値段が安いところに倉庫を借って、本を溜め込むわけだ。

 

 

長期の休みには帰省して、さらっぴんのお気に入りの小説を読み耽ることができるのだ。

 

 

そして長い老後の楽しみとして、田舎で本に囲まれて生活することもできるのだ。

 

うまい具合に本が崩れてくれば、埋もれて死ぬことすら可能だ。