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古本屋日誌
昨日は友人と寝屋川の「風の街」で飲んだ。
大阪ドームの日本シリーズ中継をその間もチェックしていたが、吉田のホームランでバファローズが勝った。
バファローズの選手は皆チャンスにも強く溌剌としている。
タイガースの無能で怠惰な連中とはまるで違うよなあ。
タイガースの試合を見ているとイライラさせられる。
他人のやっていることで、自分ではどうしょうもないことなのに心を掻き乱されるのは理不尽だ。
そこでタイガーファンは各人がそれぞれ心を落ち着かせようといろんな方法を考えるわけだ。
一番多いのが「あーやっぱりな、大山にマクガフは打てん。ちょっとは手加減したれよ」というやつだ。非我の力の差を確認して「仕方のないことなんだ」と心を静めるわけだ。
俺は仕事に没頭するね。
お客さんの注文の梱包作業、本のコンディション、価格の改定作業をひたすらやって、バカで無能な選手のことは忘れるようにする。
しかし、バファローズの連覇で、「もうタイガースなんかそもそも要らんやん」と完全にタイガースを見捨てる人もたくさん出てきた。
これは誠にもっともなことだよなあ。
ただ俺はタイガースがいくら無様でも「やはりバファローズは違うよなあ。強いし、プロフェッショナルといえるプレイをしてくれるよなあ」と関心をバファローズに向けることで心の平安が保たれる気がしてきている。
さて、昨日飲んだ友人なんだが、実は神戸在住だ。
彼の叔父が肺炎で入院し、一人暮らしで身よりたよりもなく、友人がわざわざ出向いて身辺整理や掃除をし、その帰りに京阪の寝屋川市駅で落ち合ったわけだ。
おじさんは82で理髪店を経営していたが今やつながりがあるのは、甥っ子一人。
話を聞いたら、自宅には木彫りの人形やたくさんの水彩画があるという。
散髪屋の仕事は年末とかは極めて忙しいほか、土日なんかも立て込む。
しかし全然客が来ない時もあるし、「理髪館」などの廉価のチェーン店も増えて仕事量も減ってきていた。
つまり自由に使える時間がかなりあったわけだ。老後のありあまる時間を創作活動に使う、これは確かに意味あることだろう。
彼は描いた絵を素人コンクールにも応募していて、表彰もされていた。
作品の値打ちはともかく、そういった形で外の人間とのつながりも確保していたわけだ。