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古本屋日誌
昨日は日本シリーズの初戦。
9回のバファローズの攻撃が面白かったなあ。
中川を一塁に置いて、4番の吉田が登場。
抑えのマクガフの初球の落ちる球を強振した。
スィングスピードも速く空気を切り裂いて空振りし、ヘルメットがすっぽり脱げて宙を舞い、かなり離れた地点に裏返って着地した。
長嶋茂雄のようなパフォーマンスだった。
長嶋はわざと大きめのヘルメットをあつらえていて、空振りした時投げるように細工してファンを喜ばせたわけだが、吉田もその域に入っているのだろうか。(本人の中では)
さらに昼間は、3年ぶりの時代祭で、12時に御所を出発した次代絵巻ともいえる行列が延々と続いたそうだ。
というのも俺は仕事で見に行けず、嫁からの伝聞による話だ。
なんでも794年の10月22日に平安遷都が行われたそうで、その日にちなんで祭りの日が決まっている。
3500円払うと、御所、平安神宮、御影通りに設けてある観覧席のいずれかで、2時間にわたって続く隊列をアナウンス解説付きで、じっくり見聞きできるのだ。
幕末勤王隊から始まり、徳川時代の和宮とか安土桃山の武将から、鎌倉時代の巴御前、そして牛車、ご鳳輦の平安時代まで連綿と続く。
侍はちゃんと馬に乗っているし、牛車は黒牛が引いている。大勢の見物に囲まれ、暑い中何時間もノロノロ歩くのを強いられる馬や牛は相当なストレスだろう。
たまらず暴れたり、へたりこんだりする場合もあると聞く。
また衣装や具足は時代考証をかさねて、その当時のものを再現するように努めているそうだ。
十二単衣のいだしぎぬなど、外からは何も見えずわからないが、そういうものもきちんと再現してあるわけだ。
この祭りは京都人の街自慢みたいなものだが、ここまで徹底して自慢されると、それはそれで清々しいし、認めざるをえないよなあ。
ただご承知の通り、戦災を被っていないにもかかわらず、現在の京都の街並みは、大阪や神戸と大差ないものでしかない。
町屋は解体されてマンションになり、かなりの規模を誇った鉾町のお屋敷も細分化されて、マンションやモータープールに化けてしまっている。
いつまでも町屋にこだわっても金にならないからだ。
つまりは金が欲しいわけだ。
そのあたりの健全な下品さと時代祭のこだわりとはどう折り合いがついているのだろう。