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古本屋日誌

2022-10-06 15:22:00

Amazonのサイトで販売していると、不思議な現象に気づく。

 

一つは単行本の値段が文庫本に比べて極めて低いことだ。

 

例えば大江健三郎の、講談社から出た「水死」なんだが単行本は400円くらいなのに、講談社文庫は2400円もする。

 

確かに文庫本は、コンパクトでふさぎにならないだろうが、表紙がへなへなして傷つきやすい、その点単行本は表紙もしっかりしているのに、安い。

 

古本屋は文庫が出てしまった単行本を売るのが大変かというと、そんなことはなく、古本市に出せば簡単に売れてしまう。これも不思議だ。

 

 

さらに不思議なのはシリーズになっていて何巻もある本はバラ売りのはすごく安いのに、揃いのセットになると、非常に高くなることだ。

 

例えばアース出版から出ている、あの梶原一騎の自伝は全8巻揃だと8000円くらいするが、バラのは安い。

 

同じことは新潮文庫の「谷内六郎展覧会」シリーズや岩波文庫の「近世風俗志」でも見られる。

 

確かに一冊ずついろんな古本屋に注文を出すのは手間なんだが、それでもパッと一回で注文が済む方が合理的だと判断する人が多いということだろう。(本当に合理的かどうかは、わからないが)