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古本屋日誌
2022-09-16 12:08:00
YouTube用のシナリオは、40本くらいさっさと作ったんだが、いざiPhoneの録画を始めてみると、自分の声はひしゃげたカエルみたいだし、視線は宙をさまよって所在ない。
やはりシナリオをもう少し練り直さないと。
第二回の予定稿はこんな感じだ。
「こんにちは❗️大阪の門真で通販専業の古本屋をやっているマルス書房です。よろしくお願いします。
うちは買取がないんです。ご不要の本をお持ちの皆さま、なにとぞご割愛下さいますようお願いいたします。
さて先日友人の紹介で京都の方に買い取りに参りました。
ある大学の講師をされている先生の8階建てのマンションの7階で、驚くことにはエレベーターは4階と8階にしか止まらないんです。
これでは運び出しの時一旦8階まで上がらないといけません。
玄関を入ってすぐ廊下が伸びていてその右側に2段に限られた収納スペースがありまして、下の段にダンポールが、2段に詰めてありました。
下段の高さは70センチくらいで、中腰にならないと引き出せません。
『これはな、全部図録なんや、値打ちある思うで』と先生のお言葉です。
腰を気にしながらなんとか引きずり出して中身を拝見しますと、奈良国立博物館で毎年行われている正倉院展の目録です。
『先生、これはあけしませんわ。売れませんわ、全部潰しにするだけですわ』
『潰してなんや❓』
『要するに、ほかすゆうことですわ』
『あのな、ゆうとくけどな、うっとこでこうた本は売れんかて、ほかさへんて約束して欲しいんや』
『………そうですな、そう出来たら皆幸せですな、先生……』