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古本屋日誌

2022-09-14 17:57:00

フランスの作家アメリーノートンのデビュー作「殺人者の健康法」は著者25の時のものだ。

 

1996年に文藝春秋から刊行されたが、なかなかお目にかかれなかった。

 

今回ようやく入手して、世評の高い作品を一読。

 

ノーベル文学賞を受賞した歳83の高名な作家へのインタビューから始まる作品で、やがて彼が17の時に殺人を犯していたことが明らかになる。

 

その殺人の動機が、怨恨や気の迷いなどではなく、成熟すること、女になってしまうことを忌避することだという話で、理屈としてはわかるけど、「へーそんなものか〜」てな具合で納得は出来なかった。

 

この小説によればいつまでも子どもらしい、すらりとした体型を維持するためには眠らないことに加えて食べ物に気をつける必要があるという。

 

「たとえばオレンジ風味の鴨とか、オマール海老のポタージュとか、黒い色の食品など、成人巻向きすぎると判断された食べ物を、先生は禁じました。

 

その一方、勧められたのが、有害でないものの、食用には適さないとして知られていたキノコ類、たとえばホコリ茸などで、旬の季節には、これを先生は食べまくっていました。

 

 

眠ってしまわないためには、味が濃すぎると言って、おばあさまがけなしていたのを耳にしていた、ケニア産の紅茶を手に入れて、それをインクのよう「ブラックに仕立てて、驚くほど大量に飲み」

とある。