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古本屋日誌

2022-09-06 14:36:00

箕面は大阪随一の高額所得者が住む街だ。

 

大阪大学もあるし、本への需要はかなりある。したがって興味深い古本屋もあるのだが、今回は老後を見据えた本屋の話だ。

 

それなりに活字に親しんだ人間がリタイアした後、急にアウトドアに目覚めるなんてことはない。

 

やはりのんびりと好きな本を読んで思索を楽しみたいと思うものだ。

 

また若い頃親しんだ、いろんなレコードを聞き返したいとも思うものだ。

 

しかし目は老眼で、近くのものを見つめるのは骨が折れるし、そもそも根気が続かない。

 

車の運転も反射神経が鈍っているし、何よりめんどくさいし、税金やガソリン代、パーキングの費用を考えると意味のないものになる。

 

だから車で行く必要なく駅近で、本の朗読などのイベントがあって、またレコードやCDが豊富、その上店内にプレーヤーも備えてあって気に入った音盤は試聴できるみたいな古本屋が求められよう。

 

箕面地区にはそのような引退したインテリの需要に応えようとする本屋があるのではなかろうか。

 

まず注目すべきは阪急箕面駅から滝道を10分程度歩いたところにある『ひなたブック』だ。

 

ここはまず駅から10分程度自然道を歩かなければならず、金持ちの自然環境志向満たすロケーションなのだ。

 

店内には地ビールが飲めるようになっているし、扱っている本は文学書と探偵小説やSFだ。

 

なかなかいい趣味ではないか。

 

昼ひなかから清流のねきでビール片手に、慣れ親しんだ本を読む、しかも10分程度だが少し汗ばむくらいの運動もこなしていて、自分への言い訳も問題ないのだ。