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古本屋日誌
小学館新書から横田増生の『アマゾン帝国の闇』が出た。
横田は以前も同じタイトルの本を出していて、これはその改訂版だ。
横田がアマゾン倉庫で、ピッキングと呼ばれる、注文があった商品を倉庫から探し出してくる仕事をやったことがもとになっている。
なんでも1日の歩行距離は20キロにも及ぶそうで確かにハードだ。
(ただ現在は最新式の茨木倉庫などでは、倉庫内を移動して商品を探し出す仕事はAIを搭載したロボットが行い、人間はロボットが集めてきた商品を的確に選びとって梱包していく作業に変わっているようだ。)
なんでも商品が保管してある棚や場所の表示と同時に、それをを見つけ出すタイムリミットが同時に労働者に示されて、すごいプレッシャーになるとある。
確かになかなか見つからなくてイライラしているその横で、「残り時間は後何秒」てな表示を目にしたら胃が痛くなりそうだ。
ちょっと怖い話もある。
「私は09年、自宅に8000冊近くの中古本を在庫し、アマゾンで月間100万円以上を売っている北関東に住む60代の男性を取材したことがある。
彼は1年365日はたらき、仕入れのため月間3000キロから4000キロを車で
運転し、朝から晩まで梱包と発送作業に追われていた。そうして上げた収入から、毎年300万円前後の手数料などをアマゾンに支払っていた男性は、11年末に急逝した。
アマゾンで中古本の販売をはじめて6年目のことだった。享年64。死因は大動脈瘤破裂だった。」
東京都内や神奈川の方がせどりは圧倒的に楽だ。
古本屋は皆駅の至近にあるから電車で回る方がいいので、車は要らないし、集まった本はアルバイトに持たせてもいいし、適当なところで宅急便や赤帽で配送できる。
梱包や配送はそれこそ別の人間を雇ってやった方が効率が上がる。
そういう当たり前のことができなかったのは何故なのか❓
家を東京都内に構える、8000からの本の在庫を置ける住居となると賃料が30万とかになってしまうから、格安の北関東に住んでいたんだろう。
でも古本屋の仕事の最重要ポイントは仕入れができることだ。
賃料だとか送料だとか、売り方とかそんなものはなんとでもできるのだ。
だから楽に仕入れができる都内に拠点を移すべきだったと俺は思うな。