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古本屋日誌
このところ世間を騒がせている統一教会、原理研の連中だが、何を今さらとあきれるしかない。
俺は1980年に大阪府立天王寺高校を卒業しているが、この高校の近くに原理研のアジトがあった。
北門から出て天王寺駅に続く下り坂をほんの数分行くと、右手に二階建ての小さな丸いタイルで覆われた、間口が3間くらいある古い建物があって、オルグ活動をしていた。
最初は「聖書に興味はないのか❓」と路上で、声をかけできたので、あまりにも暇だったからついていくと、このアジトの中でジュースやらパンやらクッキーやらいろいろ食わせてくれるので、おかしな連中だと思った。
おまけにオルグから帰ってくる若い連中がホームに入ってくるや否や大声で「こんにちは❗️」とキラキラした顔で話しかけてくるので、ますます胡散臭い。
でも高校時代はすることもなく、あまりにも暇なので、夏休みに言われるがまま、このホームの2階でマンツーマンの統一原理の講義を受けた。
新約聖書はだいぶ前から読んでいたし、旧約もおおよそは知っていたから、退屈な話だった。
ところが講義のポイントはイエスの生涯を辿ることにはない。
「今の世の中はいろいろひどいことが起こっていますよね、それには根本的な原因があるのです」というわけだ。
俺は今もそうだが、高校時代も世の中がひどいとは思ったことがない。
でもまあそういう考えがあることは理解できるので、期待して「根本的な原因」を聞いてみた。
「それはですね、姦淫なんです!犯してはいけないことを、われわれはやってしまっているのです」というから驚くしかなかった。
その当時の高校生は性的なことに触れるのをひたすら避けようとする連中と、逆に姦淫に励みたいとその手のことばかり考えているバカに別れていた。
俺はもちろん後者だったから、「こいつバカじゃないのか」と思った。