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古本屋日誌

2022-08-02 17:35:00

雑誌「文藝倶楽部」は明治時代にたくさん出ていた雑誌で、明治35年の4月号は「京都と奈良」の特集号だ。

 

この中に祇園祭の話がある。

 

「然かも宵山とて、祭りの前夜の賑はひ類なく、大路小路の別なく、家々の檐には一様に神燈を掲け、青簾掛け、美しき敷物敷き詰め、金屏風、銀屏風、狩野の墨絵もあれば、四条派、円山派の彩画もあり、中京のこと、相競うて、秘蔵の屏風競進会。」とある。

 

 

最後の「競進会」とは耳なれぬ言葉遣いなんだが、「競って展示する」という意味の当時はよく使われていたことばだ。

 

 

祇園祭は各町内会対抗の、美や絢爛豪華さ、金のかけ方を競うレースであることがよくわかる。

 

 

一見鉾の方が山より大型だし目立つようだが、実は〇〇山の装飾はすごいんだとか、山や鉾には搭載していないんだが、宵山で展示している〇〇は大変な美術品だということがいくらもありそうだ。