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古本屋日誌

2022-07-22 13:51:00

御田寺圭の新著がなかなか面白かったので、ついでに2018年に出たデビュー作『矛盾社会序説』も読んでみた。

 

その中にいわゆる「アメリカンドリーム」の話があって興味深かった。

 

アメリカは貧乏人も何かのきっかけで富豪になれる、ステップアップが十分可能な社会だと思われている。

 

しかし御田寺によればそれは幻想でしかなく、実際のアメリカは確固とした伝統社会で、ぽっと出の金持ちは所詮は成り上がり、成金でしかないというのだ。

 

 

「血統や家柄によって、すでに階級あるいは属するコミュニティがほとんど決定しており、階級の移動がきわめて難しい。」

 

「トランプ自身も父フレッドが事業で成功し裕福な家庭に育ったが、長きにわたって続く伝統的なエリート一家というわけではない。

(中略)

ニューヨークに巨大なビルを構えるようになったいまですら、彼はいわば『成金おやじ』として一段下の存在のように扱われている。」

 

 

なるほどそれでトランプは白人の貧困層に人気があったんだなあ。

 

 

トランプ本人もエスタブリッシュメントに劣等感を本心から抱いていた、そこはプアホワイトと同じだったわけだ。