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古本屋日誌
2022-07-02 11:18:00
今月の半ばにコトゴトブックスから「西村賢太追悼文集」が出る。
文庫本の200ページあまりで、西村賢太の編集者や親しかった古本屋、作家が書いている。
このコトゴトブックスという出版社は少部数なんだが、著者へのインタビューや写真などの特典つきで、いろんなタイトルを出している。
つまり付加価値をつけて本を売ろうということで、文学愛好者のこころをくすぐるいいやり方だよなあ。
新潮文庫では西村賢太の「やまいだれの歌」が出た。
これは例によって北町貫多が造園業者に就職したはものの、しくじってしまう話だ。
今回の失敗は女だ。
新しく入ってきた若い女に岡ぼれしてしまった貫多は親しくなる機会を窺っていたが、果たせない。
結局、社内の宴会でなんとか好印象を女に持ってもらおうとする。
しかし生来の口下手に加えて自意識過剰なために、酒を浴びるように飲んであげく暴言を吐いてみんなから浮いてしまう。
結局それがもとで、社長から首を言われてしまうのだ。
社内のみんながいる前で、特定の女と親しくなることはできるのか❓
もちろんいくらでも出来る。
宴会が終わって帰り道でなんとか2人になってそこで告ろうなどというのはバカとガキの考えることだ。
そうではなくて、宴会の最中にみんなの前で
「お願い❗️あんたのことが好きなんや、今度つきおうてな」と言えばいいだけだ。
女もみんなの目があるからけんもほろろにはしないし、他の社員からも「いいネタができた」とか「オモロいやっちゃ」といい反応をもらえる。
もちろん失敗する可能性も高いけどな。