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古本屋日誌
2022-06-07 11:22:00
今日は純文学雑誌4誌の発売日で、「文學界」は西村賢太の特集だ。
また、今月も連載をまとめた単行本と藤澤清造のエッセイを集めた、西村賢太編纂の文庫本が出る。
また7月には文庫本サイズで追悼文を集めた特集本が出る。
それにしても西村賢太については懸案の「藤澤清造全集」を朝日書林から出さなかったのが謎だな。
あれだけの年収があるんだから、なんの問題もないのに不思議だ。
「売れないとわかってる本を赤字覚悟で出すのはなあとひよったんだよ」という人もいる。
「藤澤清造の小説は大したものではない。今読んで通用する代物ではない。そういう真っ当な意見を周りから聞いて、西村賢太も二の足を踏んだんやないか」てな話も聞く。
さて、今日出た「文學界」には朝日書林店主の荒川義雄の話が載っている。
「彼は百パーセントを求めるタイプですから、資料集めでなかなか踏ん切りがつかなかったんじゃないでしょうか。ただ去年あたりから、今年こそは出そうと言っていました。
毎年そんなようなことは言っていたんですが、今回は本気のようでした。だから、すごく残念です」
とある。
つまり荒川は西村が凝り性だったので先延ばしにしていたと判断しているわけだ。