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古本屋日誌

2022-06-02 18:42:00

呉座勇一が角川新書から「戦国武将、虚像と実像」を出した。

 

呉座勇一は中公新書から出した「応仁の乱」がかなり売れたが、ネット上で同僚への攻撃めいた言動を繰り返したかどで、国際日本文化研究センターの職を失った。

 

それはさておき今回の本は徳川時代から明治、戦争中そして戦後と、評価や視点の変化した戦国武将を取り上げた好著で、呉座の目配りのよさや、資料の博捜ぶりがようわかる。

 

 

秀吉の朝鮮出兵は大東亜戦争の時代には素晴らしいものだと評価されていた。

 

時代は欧米列強に日本も含めて帝国主義の時代で、海外に植民地や領土を拡大するのは正しいとされていたからだという。

なるほど確かにそうだよな。

 

この朝鮮出兵を侵略だとして批判する向きもあるのだが、歴史を知らないバカの戯言だ。

 

昔々あるところにの婆さんが川で洗濯板で着物を洗っていたのをとらえて「洗濯機でやったらええやん❗️」てな発言とおんなじなのだ。

 

それはさておき、やはり興味深かったのは最新の研究成果の話で足利義昭が信長に刃向かったのは三方ヶ原の敗戦以降だというやつだ。

 

これまでは浅井朝倉や叡山に加えて義昭に背かれて四面楚歌となっていたとされていたのだ。

 

呉座勇一によれば信長が三方ヶ原で敗れて義昭はその庇護を受けられなくなると危惧して乗り換えたのだというのだ。

 

また信長も義昭を推戴する気持ちはちゃんとあって、そのため、みずから将軍となることはなかったというのだ。