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古本屋日誌
2022-05-27 19:07:00
文藝春秋から先日出た西村賢太の「雨滴は続く」を読んでいる。
昨日は甲子園に出かけて、面白くもないイーグルス戦を見ながら、ときおり雨脚も強くなる中読んでいた。
内容は北町貫多が同人誌に出した小説が、雑誌「文學界」の同人誌評に取り上げられて、その縁で短編の依頼が来たことに始まり、最終的には芥川賞候補となって落選するまでを書いているようだ。
まだ半分しか読んでないので「ようだ」としか書けない。
なかなか面白いのが振られた女をみそくそに貶すところだ。
例の七尾にある藤澤清造の菩提寺での法要を取材に来た地元新聞の若い女の記者に惚れて色々アタックするも思わしくない首尾になってしまう。
さて、そのフラれた女の描写は次の通りだ。
「精々がそこいらの書店員レベルの、良くいえば普遍的、普通に云えば至って凡庸な読書センスしか持ち合わせないくせに、何かいっぱしの文学通気取りでもって、自らも当たり前にそれなりの小説を書けると思い込んでいるような、あんなお目出度い頭の糞女」
いやあ、こじらしてますなあ。