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古本屋日誌
2022-05-21 09:23:00
大阪歴史博物館で「絶景!滑稽!なにわ百景」が開催中だ。
昨日昼から行ってみた。
6階の展示室に例の浪花百景の錦絵に加えて50枚にもなる「滑稽浪花名所」も展示してある。
図録は「滑稽」の方に限定したもので、障害者や非人を笑い物にしたり、売春のネタもある。
笑いの対象は時代や国によって様々だ。今日の価値観と合わないことがあるのも当然の話。
障害者ネタはあんまを笑い物にするものだ。
あんまが、干してある洗濯物に立ちしょんべんしていて、慌てて周りが止めている絵。
あんまの集団がやはり洗濯場で喧嘩を始めて大混乱になる絵。
あんまの2人が橋の上に並べて売っていた干し柿に気づかずに踏みしめて行く絵だ。
確かに障害者への優しさや同情はないな。
洗濯してるところにあんまが来たら、「こっちやで❗️あんまさん❗️」てな感じで誘導してあげればいいわけだ。
それをしないで相手が失敗するのを待ち構えていて、洗濯物をわやくちゃにしたら大騒ぎしてるんだから、悪意が感じ取れる。
橋の上の絵にしても、売り物の干し柿に気付いてないことなんか、見通しのいい橋の上ならすぐに分かろうというものだ。
やはり労働力を期待できない障害者には侮蔑や軽侮の眼差しが徳川時代の大衆には広範に存在したということなのだ。
狂言にも「座頭もの」があるけど、これも障害者を嘲笑うものだ。
こう考えると現代の方がずっといい時代じゃないの❗️と思わざるをえないよな。