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古本屋日誌
今日から天王寺さんで古本市だ。
早速朝から行ってみた。下らないコロナ騒動で2年開催できなかったのだが、天気予報通り、開始直前の9時半くらいから激しい雨。
参加店はいつも通り。
大半は大阪の古本屋だ。
ただ、神戸から倉地、岡山から不死鳥、京都からシルヴァン、滋賀からクロックワーク、静岡から太一、奈良から五輪書など他府県からもいくつかの本屋が参加している。
100円均一は一番南にテントを設営し、雨に濡れないようにしてあった。
いつものことだが、いい本を安く売っている店もあれば、逆にネットで懸命に予習してAmazonの値段をつけている本屋もある。
一般的に言えば、いくら古本市だといっても集客は大阪周辺に限定されるから、通販と同じ価格では売りにくいことは明白だ。
でも店舗を持たず日頃から通販のみで商売していると、その値段で売りたくなるのは当然だ。
俺だってそうしている。
逆に通販しかしていないのに、いい本を安く売っている古本屋もある。
また専門分野がはっきりしている古本屋が安売りしていることがある。
レコードやCDが専門だとか、実は骨董品屋で、古本はついでに扱っているてな店なら、いちいち本の値段をネットで調べるのはめんどくさい、時間が無駄になるという理由で適当な値段をつけるのだ。
しかし無店舗、しかも本しか売っていないのに安いというのは不思議だよなあ。
これは店主の人徳だろう。
「もう、子どもも巣だったし、そんなに儲けんかてええわ。好きな本やレコードを集めて、自分も読んで、聴いてしていければいい人生だ」ということなんだろう。
実はこのお店の店主と以前話す機会があった。
「あのな、こないだの谷町の古本市でな、レジが古書ディックのおっさんと一緒やったんや。(ディックというのはSFやミステリー、探偵小説をメインに扱っている古本屋だ)
その時な、『この文庫本はこれが相場や』と『この本はちょっと安すぎる』とかいろいろ教えてもうたわ。ほんまにディックのおっさんはよう勉強してる、感心したわ」と言うのだ。
この最後の「感心したわ」はもちろん皮肉ではないのだ❗️
それがすごいよね。
こういうできた人は古本屋にはほとんどいないけどね。だいたいの古本屋の店主は一発当てたろ❗️てなことばかり考えてる。