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古本屋日誌

2022-05-09 11:18:00

森毅は京都大の教養部の教授だった。

 

数学者だそうで、あれこれ著作もものし、その中で中公新書から「数学受験術指南」を出していた。

 

これは京大の入学試験が答えだけでなく、プロセスも見るという話で、たとえ答えが間違っていたとしても、プロセスがきちんとしていれば点を与えるという話だ。

 

森毅はそこから敷衍して京大のテストでは発想の豊かさがもとめられる、たとえ定期試験だとしても単に暗記した内容を解答用紙に滑らかすことは評価されない。

 

そもそもテストで測りたい学力は暗記とは無縁であり、新しい発想なんだから、京都大学のテストでは教科書やノートの持ち込みが認められているという。

 

これは生意気盛りのバカな若者をつけ上がらせる論理だよなあ。

 

本当にちゃんとした能力があれば問題ないだろうが、京都大学に入学できる程度の浅はかな力では大半の学生は無能だ。

 

その無知蒙昧な輩に、自由に自分の考えを述べなさい、書き記しなさいてなことを言うんだから困ったもんだ。

 

今まではおとなしいバカだったのに、けたたましく、やかましいバカになるだけの話で、前の方がまだマシだったことはいうまでもない。