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古本屋日誌

2022-04-16 12:11:00

松本修がインターナショナル新書から「言葉の周圏分布考」を出した。

 

松本は例の「探偵ナイトスクープ」のプロデューサーだった人で、「全国アホ・バカ分布考」や「全国マン・チン分布考」など方言に関する面白い本を書いている。

 

今回は柳田國男の「蝸牛考」を敷衍した本で、様々な単語が京都を中心としたいくつもの同心円を描いて東西に等しく分布していることを主張している。

 

松本によれば京阪アクセントと東京アクセントもやはり周圏分布しているという。

 

つまりかつては京都、大阪では東京アクセントが話されていたというのだ。

 

それはそれとしてこの本の帯は表紙は現在の松本修と百田尚樹の写真が載っている。

 

百田とは旧知の間柄だけそうで、推薦文も百田が書いている。

 

ところが裏表紙の方の帯には今から40年近く前のまだ20代だった頃の2人の写真が載っている。

 

百田はご承知の通りでっぷりとふとり、つるっぱげなんだが、若い頃はまあ当然だろうけど痩身の上に溢れんばかりの黒髪をたたえている。

 

松本も若い頃はなかなかのイケメンでややふっくらしていたが、今は生活に疲れた男のように頬骨が浮き出て痛々しくガリガリだ。

 

京都で発生した新しいことばも、時を経て、矢尽き、弓折れてなれの果てが松本、百田の姿なのだ。

 

俺はそう読んだな。