Welcome
古本屋日誌
2022-03-22 16:44:00
小売にせよ、何商売にせよ、客の方が商品知識は店主より遥かに豊富だ。
とりわけ古本屋は圧倒的に客がよく知っていて、我々は教えを乞う立場にある。
今の季節買取の依頼が多い。
お客さんの家に出向いて本を拝見して、値段がわかることはほぼないな。
先日は金蘭大学の先生のお宅に行ったが、並んでいる本は古代中国の漢字、それも天候を占った文字や占星術に冠する文献で当然ながら査定のしょうもない。
こういう時どうするのか。
買い取りたい本がないのだ。
チラチラ見ると本棚にはそれ以外にちくま学芸文庫や講談社学術文庫がたくさん並んでいる。
俺としてはそっちが欲しいので
「先生❗️ものは相談ですけど、あの辺の文庫本は献本とかもあるん違いますか❓スッキリさせて本棚のスペースをあけましょうよ」
てなことを言ってなんとか売らせようと努力した。
またあるお客さんはSFや探偵小説を売りたいとのことで連絡があった。
私はその分野はなんの知識もないし、関心がない。
自宅に伺って蔵書を拝見すると創元推理文庫やSF文庫の類がたくさん並んでいる。
でもまったくわからん。
「このへんはプレミアムの付いてる本なので一冊ずつ値段を教えてくださいね❗️」とおっしゃる。
いやいやいや、俺が教えて欲しいよ。
さてさてどうしようか〜