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古本屋日誌

2022-03-21 16:32:00

上本町6丁目近くにあった古本屋「一色文庫」は閉店してもう3ヶ月になる。

 

店内は10坪くらいなんだが文庫のほか単行本もかなりの部分100円均一だった。

 

店内には一人用のソファーがいくつも置いてあって、気に入った本を片手にのんびり読むこともできた。

 

オーナーはTwitterをやっていて毎日新しく入った本の話や、昔の女を取られた話、賃料が上がりそうで困ったという話などあれこれ投稿していた。

 

ところがそのTwitterの中身が去年半ばから飼い始めた文鳥の話ばかりになり、店の屋号も「文鳥堂」と称するようになった。

 

そして最後のTwitterは去年の9月13日でやはり文鳥ネタだった。

 

閉店した今もTwitterやホームページはそのまま放置されている。

 

おそらく年末であろう閉店の頃も、全く客には告知することはなかった。

 

どうも店主は心ない客に心を痛めて、そういうおかしな客とのやりとりが面倒になり放り出すような形になってしまったような気がするなあ。

 

彼が私に何度も何度も語っていたのは寝屋川市に今もある金箔書房という古本屋のことだ。

 

「あのな、金箔さんのとこに、カップルが入ってきてああでもない、こうでもないと本をつまんでは戻しして、あげく『ええ本ないなあ❗️❗️』ゆうて出て行ってしまおうとしたら金箔さんは『ありがとうございました❗️』いいはったんや。俺はそんな、でけへんわ」

というのだ。

 

そんなもん金箔のおっさんは嫌がらせゆうてるだけですよね。

ありがたいわけがないから、嫌味ですよ。

 

ところが一色さんはそれがわかってないらしく、「金箔さんは人格者で人間が出来てるけど、俺はせやないんや」てなことを言い出すから驚いた。

 

ブログででもTwitterででも腹にすえかねる客のことを赤裸々に書いてやれば気も晴れただろうになあ。