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古本屋日誌

2022-03-20 00:17:00

古本屋の中には客から買取をしない店もある。

 

何か専門の分野があるから、ぶらり店にやってくるような人が持っている本はお呼びでないわけだ。

 

買い取りに行くだけ時間と労力の無駄ということだ。

 

そういう店の仕入れのルートはマニアからとなっているのだろう。

 

しかし店舗を持っていて、それもかなりの規模で、繁華な駅の近くにありながら客買いをやらない店は不思議だ。

 

そういう、ある店のオーナーに事情を聞いてみた。

 

「それはな、簡単な話や。客からこうてもな、それがいつ売れるかわからんやろ。本はな、業者の市で仕入れられるし、それでええんや」という。

 

確かに古本組合なら確かに安く本を仕入れられるのだが、いい本はちゃんとした値段で競り合うから、仕入れ値をケチると高く売れる本やすぐ買い手がつく本は入手できない。

 

それでも、つまりどこにでもあるような本で、しかもかなり古くて動きの鈍い本ばかりでも、やりようによっては特急が停まるようなターミナルで店舗を構えることができるのだ。

 

そのやりようとはもちろん店の賃料の交渉だ。

 

いかなる手練手管を発揮しているのか定かではないが、およそありえないような賃貸料(倉庫代みたいな金ということだ)で店舗を借りられるのならなんら問題はないのだ。

 

うちの場合はこのサイトの月間使用料は1000円だし、Amazonサイトは5000円くらいなのでさすがに気にならない。

 

でも店舗を運営していたらさぞ気が揉めることだろう。だって日によって全然本が売れないことがあるからだ。

 

俺なんか月末に大家に払わなければならない賃料のことで頭がいっぱいになってイライラしてしまうに違いない。

 

店舗なんかあった日には「明日も売り上げがゼロやったら家賃の80000は誰が払うんだろう❗️無理だ❗️無理無理無理❗️❗️」と悪い方にしか考えられないに違いない。

 

夜も眠れないし四六時中「もうあかん、終わりや」と悲観的な思いしか頭にはないだろう。