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古本屋日誌
2022-03-04 20:10:00
今日は嫁と北野天満宮に参詣した。
ちょうど梅の見頃でその庭園を見たかったからだ。
千円を払いお茶菓子とお茶のサービスを受けながら、白梅、紅梅を眺める。
面白いのは巨大な一眼レフカメラを手にしてためつすがめつ、梅の花にシャッターを切っている人がたくさんいることだ。
小指の爪ほどもない花のすぐ間近に黒い、大きなレンズが迫る。
距離をとってゆっくり花を愛でようという人たちにとっては目障りなんだが、趣味のことになると、人は盲目だ。
カメラに一生懸命の人の中には自分の後ろに花を見る人がいるかもしれない、その人には迷惑だろうと後ろや左右をチラチラ見て気を使う人もいる。
たしかに気遣いはしているのだろうけれど、俺にはデカいレンズを片手にチラチラこっちを見てる姿そのものが滑稽だ。
個人の趣味は色々であって、犯罪につながらない限りは「そういうものだ」と許容されるのが現代だ。
これは当然のことなんだが、反面、人目を気にして遠慮するという価値観が喪失してしまったことでもある。