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古本屋日誌
このところ洲之内徹の』気まぐれ美術館』の人気が高まっている。
新潮文庫がら出ている本はこの前までは300円くらいだったが、このところ急騰している。
古書価が上がる原因は1つは亡くなってしまうことであり、もう1つはテレビで取り上げられることだ。
立花隆は亡くなってしばらく『田中角栄の研究』や『農協』が3500円くらいしていた。
また、田辺聖子も直後は『感傷旅行』や朝日文庫の『ゆめはるか吉谷信子』はえらく高い値段で売れていた。
テレビで取り上げられて高騰したのは牧村史陽の『大阪ことば事典』だ。
なんでもNHK新人落語家大賞に桂二葉とかいう女の落語家が選ばれたそうで、そのネタを1月5日のNHKの『おはよう関西』ゆう番組が取り上げた。
そして、その番組で二葉は日頃よく参照する本としてこの『大阪ことば事典』を取り上げたのだ。
すると途端に売れ出してうちの在庫は8冊あったが全て無くなりました。
以前はなかなか売れなくて値段も分厚い本なのに500円ぐらいでも売れなかった。
これは二葉とかいう落語家の大阪アクセントが非常は昔風だったことも注目されるポイントだったのだと思う。
ライオン、マラソン、タヌキ、虹、藤山寛美、西村、春子、ゴジラ、松屋町筋、淀屋橋など大阪アクセントが大きく変わってしまった言葉は枚挙にいとまがない。二葉はかなり正確に以前のアクセントを番組で話していて面白かったのだ。
また『谷内六郎展覧会』(新潮文庫、全6巻)もそうだ。テレビで取り上げられて、それまでは一冊500円くらいだったのに急騰して今もかなり高い。
今回の洲之内徹ブームは何が火付け役なのかよくわからない。
テレビで取り上げられたかと思ってネットで調べてみたが、ヒットしない。
すると口コミでじわじわ広がった人気がある水準を超えたのだろうか❓
ただ高騰しているのは『気まぐれ美術館』だけで、それ以外の気まぐれ美術館シリーズ『絵のなかの散歩』とか『帰りたい風景』なんかは同じ新潮文庫に入っているのに全く上がっていない。