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古本屋日誌

2022-01-26 16:32:00

上本町の一色文庫が閉店してしまった。

 

先日1月10日過ぎに行ってみたらシャッターが下りていて、店の前にいつも置いてあった『本買います』の木の看板もない。

 

まさかと思って今日行ってみたらまた、シャッターが下りている。

 

 

鶴橋の喫茶店『クリックアンドクラック』の2階に、一色文庫の本が置いてあってコーヒーを楽しみながら本を選ぶこともできたので、その店のTwitterをみてみたら「一色文庫さんの閉店に伴い2階に置いてある本の取り扱いも今月末で終わります」とか「いい本屋さんだったのに、残念です」との書き込みまである。

 

やはり閉店してしまったことは間違いないな。

 

 

去年の年末に伺った時はマスターはいつもと変わらずだった。 

「瀬戸内寂聴が心を鎮めてとか、金があっても仕方がないとかゆうてるけど、テレビで見てたら瀬戸内の家が映っていて外車が3台も見えた、そんな生活しといて何をゆうとんねん」てな感じ。

それにしても何があったんだろう。

体調がすぐれないんだろうか❓

 

確か2年くらい前にマスターは体調を崩した話をしていた。

 

「朝起きたらえらい首周りが痛いので、辛抱たまらず医者に駆け込んで、レントゲンやらなにやら色々検査してもらった。さて呼び出されて、医者は渋い顔をして腕組みしてしばらく何にも言わないわけよ。

こわいやろ、なんかえらいことになってんのちゃうか思うわ。

 

5秒か8秒かものすごい沈黙が過ぎて『あのなあ、何も異常ないねん、なんで痛むんやろなあ、まあしばらく安静にしとったら治るわ』と言われたんや」と話してはいた。

 

でも、それから健康不安の話は聞いたことがない。

 

では経営不振だろうか❓

 

これも2年くらい前、借りている店舗の家賃が上がることになってえらい困ってるんやとの話をしていたが、その旨Twitterにこぼしたらそれを読んだ大家さんがわざわざ訪ねてきてくれてことなきを得たという話を聞いたな。

 

 

それでも売っている本のかなりが100円均一なのでものすごく儲かるようには思えない。

 

ではしょうもない客ばかりがやってくるのでやる気が失せてしまったのだろうか❓

 

確かにくだらない客の話はよく聞いた。

 

毎日店に映画のポスターを持ち込んで値段を聞いてくる客がいるんだが

「値段聞いて『ふーん、そんなもんか」てニヤニヤして持って帰ってまうねん、ええ加減にしとけよ」とのことだった。

要するに自分の持ってるポスターの自慢がしたいわけだ。

まあ詮索しても詮ないことだから、今度鶴橋のサテンのマスターに尋ねてみようと思う。